料理をすると、つい捨ててしまう野菜の皮や茎、実は食べられるものが多いって知っていますか?
大根の皮もそのひとつ。シャキシャキした食感で、きんぴらや味噌汁にするととっても美味しいんです!
でも、なぜ私たちは「野菜の皮=捨てるもの」と思い込んでいるのでしょう?
皮がついたままだと「見栄えが悪い」と感じることが多い日本食文化や流通過程で農薬や泥が付着している懸念、でもしっかり洗えば安全においしく食べられる意識が大切です。
野菜の皮を食べるこは「食品ロス削減にも貢献できる!」 そんなサステナブルなレシピを今回は紹介します。
大根の皮の栄養・メリット|捨てるのはもったいない!
料理をするとき、大根の皮をむいて捨ててしまう人は多いのではないでしょうか?
実は、大根の皮には食物繊維やビタミンCが豊富に含まれており、美容や健康に期待できる栄養素の宝庫なのです。
普段何気なく捨ててしまう部分を活用することで美味しく、エコでヘルシーな食生活が叶えられます。
大根の皮に含まれる栄養素
食物繊維(便秘解消・腸活)
大根の皮には実の部分よりも食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘解消やデトックス効果が期待できます。また、血糖値の上昇を抑える働きもあるため、ダイエット中の人にもおすすめです。
ビタミンC(美肌・免疫力アップ)
ビタミンCは、肌のハリを保つコラーゲンの生成を助ける栄養素です。さらに、抗酸化作用があり、紫外線ダメージから肌を守る働きも! また、ビタミンCは免疫力を高める効果もあるため、風邪予防にも役立ちます。
イソチオシアネート(抗酸化作用・デトックス効果)
大根の辛み成分であるイソチオシアネートには、抗酸化作用があり、体内の老廃物を排出するデトックス効果が期待できます。これは大根の皮や先端部分に多く含まれており、健康維持に役立つ成分です。
大根の皮を活用するとこんなメリットが!
✔ 食品ロス削減につながる → サステナブルな暮らしに貢献!
✔ 節約になる → 皮まで使えば食材を無駄なく活用できる
✔ 食感が楽しい → きんぴらにするとシャキシャキ食感が美味しい
このように、大根の皮は栄養価が高く、活用することで美容や健康にも良いことがわかります。ぜひ次の料理から、大根の皮もおいしく活用してみてくださいね!
大根の皮のきんぴら|シャキシャキ食感がクセになる!

大根の皮には食物繊維やビタミンCがたっぷり含まれていて、炒めるとシャキシャキした食感が楽しめるんです。そこで今回は、大根の皮を活用した簡単で美味しい「きんぴら」の作り方を紹介します。ごはんのおかずにも、お弁当のおかずにもぴったりです。
材料(2人分)
- 大根の皮 … 1/2本分
- ごま油 … 小さじ1
- しょうゆ … 小さじ2
- みりん … 小さじ1
- 砂糖 … 小さじ1/2
- いりごま … 少々
- 七味唐辛子(お好みで)
作り方
1️ 大根の皮をむき、細切りにカット。
2️フライパンにごま油を熱し、大根の皮を炒める。
3️しんなりしてきたら、しょうゆ・みりん・砂糖を加え、水分が飛んだら完成。
ポイント:
大根の皮は少し厚めにむくと、歯ごたえが残って美味しく仕上がります!
・ピーラーで薄くむいてもOKですが、包丁で少し厚めに切ると、シャキシャキした食感が楽しめます!
・中火でじっくり炒めるのがポイント! 最初は硬いですが、火を通すとしんなりして食べやすくなります。
・ 「調味料は混ぜておくと味が均一になる」 水分が飛ぶまで炒めながら絡めます。
味付けアレンジも楽しめる!
「きんぴら」は、ちょっとした味付けの工夫でいろいろなバリエーションが楽しめるんです!
ピリ辛風 → 唐辛子+にんにく を加えて、スパイシーな大人向けに
甘辛風 → はちみつ+しょうゆ で、照り焼き風の甘みをプラス
野菜たっぷりアレンジ → にんじんやごぼうを加えてさらに食物繊維UP!
捨ててしまいがちな大根の皮を活用することは、食品ロス削減にもつながりエコなレシピをシンプルな材料&短時間で作る楽しさを味わえます。
我が家でも大人気の副菜です。ぜひ今日の食卓に取り入れてみてくださいね。
持ちやすく切れ味が違います! |
【アレンジ】味噌汁に活用する方法|大根の皮を無駄なく使おう!

大根の皮できんぴらを作ったら、実は味噌汁にも活用できるんです!
きんぴらの甘辛い味が味噌汁の出汁と合わさると、コクが増して深みのある味わいになります。
さらに、捨てがちな大根の葉を使えば、栄養満点&食品ロス削減にもつながるサステナブルな一杯に。今回は、大根の皮を活かした味噌汁アレンジを3つご紹介します!
1️ 作った「きんぴら」をそのまま味噌汁に入れる
きんぴらにした大根の皮は、すでに火が通っていて味もしっかりついているので、味噌汁にそのまま入れるだけでOK!
✔ 味にコクが出る(ごま油やしょうゆの風味がプラス)
✔ シャキシャキ食感がアクセントになる
✔ 時短で作れる(余ったきんぴらを活用するだけ!)
作り方のポイント
- 味噌汁を作る際、きんぴらをお椀に入れる
- 仕上げに味噌汁を注ぐだけ!(温め直す必要なし)
- お好みで七味やごまを追加するとさらに美味しく♪
2️ 大根の皮+葉+油揚げで栄養満点味噌汁に!
大根の皮だけでなく、大根の葉も一緒に使うと栄養価がさらにUP! 油揚げを加えることで、出汁が染みてコクが増し、満足感のある味噌汁になります。
作り方のポイント
- 大根の皮は細切り、大根の葉はざく切り にする
- 出汁を沸かした鍋に、皮と葉、油揚げを加えて煮る(3分程度)
- 火を止めて味噌を溶かせば完成!
大根の葉には、カルシウムやβカロテンが豊富! 骨の健康や免疫力アップにも期待できます。ぜひ捨てずに使い切りましょう。
3️ 大根の皮をすりおろして「とろみのある味噌汁」に!
大根の皮をすりおろすと、自然なとろみがついた優しい味わいの味噌汁に仕上がります。風邪気味のときや、胃腸に優しい食事がしたいときにもぴったりです。
作り方のポイント
- 大根の皮をすりおろす(フードプロセッサーでもOK)
- 出汁を温めた鍋に、大根おろしを加えて軽く煮る
- 仕上げに味噌を溶かせば完成!(お好みでネギや生姜をプラスすると◎)
すりおろすことでイソチオシアネート(辛み成分)で 抗酸化作用が高まり、デトックス効果が期待できます。
大根おろしが簡単にできるのがうれしい! |
まとめ|大根の皮は味噌汁にも活用できる!
大根の皮は、きんぴらだけでなく味噌汁にも活かせる万能食材!
食品ロスを減らしながら、栄養をしっかり摂れる「サステナブルな一杯」 を楽しんでみませんか?
今日の味噌汁から、ぜひ試してみてくださいね。